Androidの通信速度を制限してアプリのテストを行う

通信速度が遅いときのAndroidアプリのテストを行うための方法です。

環境

  • macOS Ventura 13.1
  • Android 13

Network Link Conditionerをインストールする

Macの通信速度を制限できるようにするため「Network Link Conditioner」をインストールします。

Apple DeveloperのMore Downloadsのページ」から
インストールされているXcodeのバージョンにあった「Additional Tools for Xcode」をダウンロードします。

ダウンロードしたdmgファイルを開き、Hardwareフォルダーにある「Network Link Conditioner.prefPane」を実行します。

インストールの確認ダイアログが表示されるので、「インストール」ボタンを押し、インストールします。

インストールが完了すると、「アップルメニュー」→「システム設定」に「Network Link Conditioner」が追加されます。

「Network Link Conditioner」を開き、Profileから帯域を選択してONにすると、帯域の制限がかかります。

Macのインターネット共有を使ってAndroidをインターネットに接続する

Android端末をMac経由でインターネットに接続します。
Macの通信速度は制限できるようになったため、AndroidもMac経由でインターネットに接続すると通信速度が制限されます。

Macの設定

「アップルメニュー」→「システム設定」→「一般」→「共有」を選択します。

「インターネット共有」のⓘをクリックします。

「共有する経路」と「相手のコンピュータでのポート」を選択します。
MacBookはUSB接続の有線LANでインターネットに接続し、AndroidはW-FiでMacBookに接続するため、
「共有する経路」は「USB 10/100/1000 LAN」、「相手のコンピュータでのポート」は「Wi-Fi」を選択します。
「Wi-Fiオプション」ボタンを押し、ネットワークの名前をパスワードを設定します。

「インターネット共有」のチェックを入れ、インターネット共有を開始します。

Androidの設定

AndroidからMacに接続する設定を行います。

「設定」アプリを開き、「ネットワークとインターネット」→「インターネット」を選択します。
一覧表示された接続先の中からMacを選択し、パスワードを入力して、接続します。

通信速度を制限する

Speedtest」などのサービスを使って、通信速度を計測します。

Macの「Network Link Conditioner」で通信速度を変更し、通信速度を計測します。

通信速度が変わっていることを確認します。

以上。

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