AnacondaをPowerShellで使えるようにするための設定方法の備忘録。
PowerShellのパスを登録する
PowerShellから次のコマンドを実行する。
> $profile
C:\Users\yamamoto\Documents\WindowsPowerShell\Microsoft.PowerShell_profile.ps1
起動時に読み込まれるスクリプトのパスが表示される。
表示されたフォルダーを作成する。
notepad $profile
メモ帳が起動したら、Anacondaのディレクトリをパスに追加する。
# Anaconda
$Env:Path += ";C:\Users\yamamoto\Anaconda3\Library\bin\"
$Env:Path += ";C:\Users\yamamoto\Anaconda3\Scripts"
PowerShellの権限を設定する
PowerShellを起動すると、「このシステムではスクリプトの実行が無効になっているため、…」というエラーメッセージが表示される。
詳細については、「about_Execution_Policies」(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=135170) を参照してください。
このURLを開くと、現在の実行ポリシーはスクリプトを実行できない設定になっているためエラーになっていることがわかる。
現在の設定は「Get-ExecutionPolicy」コマンドで確認できる。
> Get-ExecutionPolicy
Restricted
「Restricted」は既定のポリシーで、スクリプトは実行できない。
実行ポリシーを変更する
実行ポリシーを「RemoteSigned」に変更する。
「RemoteSigned」は、
ローカルコンピューター上で記述されたスクリプト
インターネットからダウンロードされた信頼された発行元によってデジタル署名されているスクリプト
を実行できる。
PowerShellを管理者として実行し、次のコマンドを実行する。
> Set-ExecutionPolicy RemoteSigned
実行ポリシーの変更
実行ポリシーは、信頼されていないスクリプトからの保護に役立ちます。実行ポリシーを変更すると、about_Execution_Policies
のヘルプ トピック (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=135170)
で説明されているセキュリティ上の危険にさらされる可能性があります。実行ポリシーを変更しますか?
[Y] はい(Y) [A] すべて続行(A) [N] いいえ(N) [L] すべて無視(L) [S] 中断(S) [?] ヘルプ (既定値は "N"): y
これで、スクリプトを実行できるようになった。
condaコマンドを実行してみる。
PowerShellを起動する。
エラーメッセージは表示されなくなっている。
以下のコマンドを実行する。
> conda -V
conda 4.5.4
バージョンが表示されれば成功だ。
activateできない問題を解決する
PowerShellからactivateコマンドを実行しても、仮想環境を使用できない。
次のコマンドを実行すると、PowerShellでactivateコマンドが使えるようになる。
> conda install -n root -c pscondaenvs pscondaenvs
動作を確認する。
> activate my_env
(my_env) PS C:\Users\yamamoto> python --version
Python 3.6.5 :: Anaconda, Inc.
使えるようになった。
最近 conda activate としないとpowershellではactivateできなくなったみたい。