
C++BuilderでをTJvDateEdit使ってみる。
TJvDateEditはカレンダーを表示するボタンがついたエディットコントロールです。
ボタンを押すとカレンダーが表示され、日付を選択できます。
■主なプロパティ
- ButtonFlatプロパティ
trueのときはボタンを3D表示にします。
falseのとき -
ButtonHintプロパティ
ShowHintプロパティがtrueの時に表示するボタンのヒントを指定します。
-
ButtonWidthプロパティ
ボタンの幅を指定します。
ボタンの幅を広くしたところ -
CalendarHintsプロパティ
カレンダーのボタン(前年・前月・翌月・翌年)のヒントを指定します。
CalendarHintプロパティはTStrings型です。
最初の文字列は前年、2番目の文字列は前月、3番目の文字列は翌月、4番目の文字列
は翌年のヒントになります。 -
CalendarStyleプロパティ
ポップアップカレンダーの表示方法を指定します。
csPopupのときはポップアップウィンドウ、csDialogのときはダイアログウィンドウで表示されます。
ダイアログウィンドウで表示したところ -
CheckOnExitプロパティ
ユーザーが選択した日付を検証する時はtrueにします。
trueにしたときは、コントロールがフォーカスを失った時にCheckValidDateメソッドが呼ばれます。
入力された日付が不正な時はOnInvalidDateイベントが発生します。 -
ClickKeyプロパティ
カレンダーを表示するキーの組み合わせを指定します。
-
Dateプロパティ
入力されている日付を示します。
JvDateEdit1->Date = Date();
- DateAutoBetweenプロパティ
入力された日付がMinDateプロパティとMaxDateプロパティの範囲外の時の動作を指定します。
trueのときは自動的に範囲内の値に変更されます。
falseのときは例外を投げます。 -
DateFormatプロパティ
DateFormatPreferredプロパティがpdCustomまたはpdCustomOnlyのときの日付の書式を指定します。
JvDateEdit1->DateFormatPreferred = pdCustom; JvDateEdit1->DateFormat = "dd/mm/yyyy";
- DateFormatPreferredプロパティ
どの日付書式形式文字列を使用するか指定します。
-
DefaultTodayプロパティ
trueのときは日付の初期値に今日の日付を使用します。
-
DialogTitleプロパティ
CalendarStyleプロパティがcsDialogのときの、ダイアログのタイトルを指定します。
-
DirectInputプロパティ
入力欄に直接入力することができるかどうかを指定します。
-
ImageIndexプロパティ
ボタンの画像のインデックスを指定します。
画像を使用する時はImageKindプロパティをikCustomにします。 -
ImageKindプロパティ
ボタンの画像の種類を指定します。
上から、ikDefault・ikDropDown・ikEllipsisです。 -
MaxDateプロパティ
入力可能な最大の日付を指定します。
-
MinDateプロパティ
入力可能な最小の日付を指定します。
JvDateEdit1->Date = TDate(2012, 1, 15); JvDateEdit1->MinDate = TDate(2012, 1, 10); JvDateEdit1->MaxDate = TDate(2012, 1, 20);
■主なイベント
- OnAcceptDateイベント
ユーザーが間レンダーで日付を選択した時に発生します。
引数Actionの値をfalseにすると、選択された日付は反映されません。
void __fastcall TForm1::JvDateEdit1AcceptDate(TObject *Sender, TDateTime &ADate, bool &Action) { //日曜日は選択できない Action = (Dateutils::DayOfTheWeek(ADate) != DaySunday); }
- InvalidDateイベント
CheckOnExitプロパティがtrueのとき、コントロールがフォーカスを失った時に入力された日付が不正な日付であれば、発生します。
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