FastScriptを使ってみる TfsScriptクラスのプロパティやメソッドについて

TfsScriptクラスの主要なプロパティやメソッドを調べてみた。

TfsScriptコンポーネント

スクリプトを実行するコンポーネント。

SyntaxTypeプロパティ

使用するスクリプト言語。

「PascalScript」を使用する場合は、TfsPascalコンポーネントを配置して、SyntaxTypeを’PascalScript’にする。

「C++Script」を使用する場合は、TfsCPPコンポーネントを配置して、SyntaxTypeを’C++Script’にする。

「BasicScript」を使用する場合は、TfsBasicコンポーネントを配置して、SyntaxTypeを’BasicScript’にする。

「JScript」を使用する場合は、TfsJScriptコンポーネントを配置して、SyntaxTypeを’JScript’にする。

fsScript1.SyntaxType := 'PascalScript';

Linesプロパティ

実行するスクリプトのコード。

fsScript1.Lines.Text := 'begin ShowMessage(''Hello!'') end.';

Parentプロパティ

標準の型と関数を使用するためにはfsGlobalUnitを設定する。

fsScript1.Parent := fsGlobalUnit;

ErrorMsgプロパティ

Compileメソッドを実行したときソースコードにエラーがあるときのエラーメッセージ。

ErrorPosプロパティ

Compileメソッドを実行したときソースコードにエラーがあるときのエラーの場所。

fsPosToPoint関数でTPointに変換できる。

var
  P: TPoint;
begin
  P := fsPosToPoint(fsScript1.ErrorPos);

Compileメソッド

ソースコードをコンパイルする。

コンパイルが成功したときはTrue、エラーがあるときはFalseを返す。

if fsScript1.Compile then
  fsScript1.Execute
else
  ShowMessage(fsScript1.ErrorMsg);

Executeメソッド

スクリプトを実行する。

fsScript1.Execute;

Runメソッド

ソースコードをコンパイルして、実行する。

コンパイルが成功したときはTrue、エラーがあるときはFalseを返す。

if not fsScript1.Run then
  ShowMessage(fsScript1.ErrorMsg);

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