C++Builder 2007 Update 2が公開されました。
解決された問題点は、
- 「classic undocked」レイアウトを VCL デザイナとともに使用しているときに、IDE を最小化してもデザインウインドウが最小化しない
- -O1 もしくは ?O2 オプションを使用したときにコンパイラがスタックポインタを破壊する。また、最適化を行うべき状況で、コンパイラが最適化しない場合に比べて遅く、肥大した不要なコードを追加する
- プライベートの複数のTRect フィールドを持つDelphiコンポーネントを使用したときにC++コンパイラがTRect 構造体のオフセットアドレスのミスマッチを起こす
- 頻繁な “incorrect project override option” エラーが発生し、C++Builder の再起動なしに、プロジェクトがコンパイルできない
- CodeGuard オプションをオンに設定すると、すべての設定でcg32.lib をリンクし、設定をオフにできない
- C++ ユニットに結び付けられていないヘッダファイルでコード補完が失敗する
- ヘッダファイルでコード補完に失敗したときに、”Unable to open input file” というメッセージがビルドタブに表示される
- C++ コンパイラが”Internal back end error C1038″ というメッセージを表示する
- 大きな .obj ファイルがある場合に、依存関係のチェックに時間がかかる
これで、だいぶ使えるようになりそう。
アップデートは、スタートメニューのスタート→プログラム→CodeGear RAD Studio→アップデートの確認から、簡単にできるようになった。
追記
「Update2の実行時に「オリジナルのセットアップファイルが保存されている場所」のダイアログが表示さる現象について説明が公開されました。