ゲームプログラミングの入門書『C++BuilderでWindowsゲームを作ろう!』

掲示板で定期的に同じような質問を見かけます。
それは「RPGのマップのように地図画像をタイル上に並べて表示したりスクロールするにはどうしたらいいか」という質問です。
ゲームを作りたくてプログラミングを始める人はいつの時代でもいるようです。

さて、そんなゲームプログラムの入門におすすめしたいのが『C++BuilderでWindowsゲームを作ろう!』です。
(Delphiの人には同じ著者による『DelphiでWindowsゲームを作ろう!』があります。)

C++BuilderでWindowsゲームを作ろう!』の目次は次のようになっています。

第1章 キャラクタ表示と移動
第2章 リアルタイムのゲーム作成 – インベーダータイプ
第3章 リアルタイムのゲーム作成 – 栗拾いの翁
第4章 スクロール処理
第5章 4方向スクロール型リアルタイムゲームの作成

よく質問のある地図の表示とスクロールは第4章・第5章で説明されています。

他にも、背景と画像の重ね合わせやキー入力処理、キャラクターの衝突判定などゲームの作成に必要な多くのノウハウが書かれています。

C++BuilderでWindowsゲームを作ろう!』に掲載されているプログラムは、C++Builderに標準で搭載されているコンポーネントのみで作られています。

2002年に出版された本ですが、CD中のソースコードは次の点を修正することでC++Builder XE3でも使用できました。

  1. 文字列型を「String」から「AnsiString」に変更する
  2. 「プロジェクトオプション」→「C++(共有オプション)」→「_TCHARのマップ先」を「char」に変更する(この設定は不要かもしれません)

これでコンパイルが通り、アプリケーションを実行できるようになります。

ゲームプログラミングの入門書に『C++BuilderでWindowsゲームを作ろう!』を読んで、ゲームプログラミングの基本を学んではいかがでしょうか。

インベーダータイプ
栗拾いの翁
4方向スクロール型リアルタイムゲーム

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