『継続的インテグレーション入門 開発プロセスを自動化する47の作法』は、継続的インテグレーションの実践的な入門書です。
複数人のチームでアジャイル開発をするなら、おさえておきたいノウハウです。
継続的インテグレーションによって、繰り返しが多い作業や間違いやすい作業を自動化することで、開発がスムーズに進むようになるでしょう。
この本で学べることは、バージョン管理リポジトリのソースコードが常に正しい状態であることを自動的に検証するための仕組みです。
継続的インテグレーションを実践することで、次のような情報を得ることができるようになります。
- すべてのソフトウェアコンポーネントが協調して動いているか?
- コードの複雑度はどれくらいか?
- チーム内では定められたコーディング標準が遵守されているか?
- 自動化されたテストによってどれくらいのコードが網羅されているか?
- 最新の変更後にすべてのテストが成功したか?
- 自分のアプリケーションは今まで通り性能要件を満たしているか?
- 最後のデプロイ時に何か問題はなかったか?
本書が扱っているプログラム言語はJavaとMicrosoft .Netです。
これは規模の大きい開発には、これらの言語がよく使われているからだと思います。
もちろん本書の知識はどのような言語を使っていても活用できます。
ようやく継続的インテグレーションについて書籍を日本語で読めるようになりました。
Web上にも継続的インテグレーションについての情報は点在していますが、効率よく学ぼうと思ったら、本書を読むことをお勧めします。
関連リンク
- CI Feature Matrix
CIサーバの機能比較 -
Continuous Integration
マーチン・ファウラーによるエッセイ。