概要
Laravelのバージョンを9にアップグレードした際に、メール送信機能で「Method Illuminate\Mail\Mailer::failures does not exist」というエラーが発生します。
この問題の原因と解決策について説明します。
問題の発生
以下のコードスニペットは、Laravel 9でメール送信を試みた際にエラーが発生する一般的な例です。
// メール送信
Mail::to('to@example.com')->send(new OrderShipped($order));
// メール送信に失敗したアドレスをチェック
$failures = Mail::failures(); // ←ここでエラーが発生
if (!empty($failures)) {
echo '送信に失敗したメールがあります。';
} else {
echo '全てのメールが正常に送信されました。';
}
問題の原因
このエラーは、Laravel 9でメール送信システムにSymfony Mailerが採用されたことが原因です。
Laravel 8まではSwiftMailerが使用されていましたが、Laravel 9ではMailer::failures()メソッドが削除され、メール送信後の失敗したアドレスの取得ができなくなりました。
解決策
Laravel 9では、メール送信前にメールアドレスの検証を行うことが推奨されています。
これにより、送信時のエラーを事前に防ぐことが可能です。
メールアドレスの検証方法に関しては、公式ドキュメントやその他のリソースを参照してください。