日本のお金持ち研究

日本のお金持ちの研究

年収1億円以上の人にアンケートを実施し、その結果からお金持ちの実態を研究した本です。

弁護士は儲かるというイメージがありましたが、実際には全然そんなことはないことに驚きました。
年収1億円以上の人のうち、弁護士はたったの0.4%。
実は弁護士の収入はサラリーマンとさほど変わらず、弁護士の約20%が年収500万円未満なのです。
難関の司法試験というリスクに比べて、そのリターンは割に合わないのかもしれないと思いました。

スポーツ選手や芸能人も、割合で言えば多くありません。
わずか2.2%です。
メディアがよく取り上げているので、お金持ちのイメージがありますが、実際はごく一部のようです。

お金持ちの多い職業は企業家と医師。
この2つで半分近くを占めています。

企業家は都市部に集中しており、ビジネスの成功は都市でないと難しいことを裏付けています。
一方、医師は地方でも儲かるようです。

その他、お金持ちに関する情報がいろいろと掲載されていて、参考になる本でした。

最後に、心に残った一文。

日本の高額所得者は、優秀な頭脳を持って一流の大学を卒業するというよりも、心身ともに強靱で、かつ正直で勤勉であることが重要、と指摘している。

日本のお金持ち研究

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