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2006年06月 アーカイブ

2006年06月02日

VMwareの仮想ディスクのサイズを変更する

VMwareの仮想ディスクのサイズを変更する方法が、VMWareのFAQにありました。

FAQ No.: DIS020 VMware 仮想ディスクマネーシャの使用方法はどのように行えばいいのですか?

既存の仮想ディスクサイズを、10GBに拡張する場合
vmware-vdiskmanager.exe -x <拡張後のサイズ> 仮想ディスクファイル.vmdk

実行例
vmware-vdiskmanager.exe -x 10Gb C:\Virtual Machines\VRedhat\redhat.vmdk

備考
仮想ディスクのサイズを変更した後は、GParted Live CDでパーティションのサイズを変更します。

参考
パーティションを操作できるフリーソフト「GParted Live CD」

2006年06月05日

やっぱり使える「ポスト・イット」!!速読・速解の技術

やっぱり使える「ポスト・イット」!!速読・速解の技術

速読の技術に関しては、加速学習(フォトリーディング)と共通点が多い。

  • 拾い読みを何回も繰り返す
  • キーワードに注目する
  • 問題意識を明確にする

Beltaの大人の効果的な学習方法と共通点も多い。

  • 極端な早起き
  • 「厠上」「枕上」「馬上」を活かす
  • 目標時間を設定する

齋藤 孝氏(三色ボールペン情報活用術)と使い方は違うが、3色ボールペンも活用している。

ポスト・イットならでは、といった点では、

  • ポスト・イットに「書く」という行為が記憶の定着を助ける
  • 手帳に貼って情報データバンク
  • 入れ替えて鮮度を保つ

全体的にオーソドックスで実用的な技術だと思う。

2006年06月08日

Debian GNU/Linux徹底入門第3版 Sarge対応

Debian GNU/Linux徹底入門第3版 Sarge対応

Debianのインストールは、どうしてこんなに難しいのか。 最小インストールした後にX Window Systemや日本語環境の設定など。

本書はインストールから使い始めるまでの解説が充実して助かった。 特に面倒な作業を助けてくれる独自のパッケージはありがたい。

  • 印刷に使われるGhostscriptの日本語環境セット tettei-ghostscript
  • オフィススイートOpenOffice.orgの日本語環境セット tettei-openoffice.org
  • 本書で推奨する日本語環境 tettei-japanese
  • 本書で推奨する日本語デスクトップ基本環境 tettei-desktop
  • GNOMEの日本語環境セット tettei-gnome
  • KDEの日本語環境セット tettei-kde
  • メールサーバーセット tettei-mail-server
  • XFree86自動設定 tettei-xconfig

さらに、日本語TrueTypeフォントまでついてくる。

本書があれば、Debianを動かすところまではいけるはず。

2006年06月09日

Debian(sarge)にvmware-toolsをインストール

カーネルのバージョンを確認する

uname -a

カーネルのソースを取得する

apt-get install kernel-headers-2.6.8-2-386

VM メニューから Install VMware Tool を選択する

CDからファイルを取得する

mount /cdrom
cp /cdrom/vmware-linux-tools.tar.gz /tmp
umount /cdrom

インストールする

cd /tmp
tar zxvf vmware-linux-tools.tar.gz
cd vmware-tools-distrib
./vmware-install.pl

X Window Systemが動かなくなったので、tettei-xconfig で再設定する。

2006年06月14日

決断力

決断力

羽生 善治氏が書いた本。その内容は、将棋だけではなく他の分野でも非常に参考になる。文章も読みやすいし、お薦めの本である。

以下、個人的なメモ。

「仲間に信用されることが大切だ」
といったのは大山康晴先生だが、これこそ必勝の秘訣。

これは勝負事に限らない。ビジネスをスムーズに進めていく上でも重要な要素だ。

数学界のノーベル賞といわれるフィールズ賞を受賞した小平邦彦先生は、 数学は高度に感覚的な学問であるといい、それを「数覚」と名付けている。

将棋も、補助線のようなひらめきを得ることができるかどうかが強さの決め手になるという。

プログラミングにおいても、同様なことはいえると思うのだが、どうだろうか。
天才プログラマの方に聞いてみたいところだ。

日本のビジネス界や研究者の世界では、管理職に一旦つくと、それまでの研究や仕事から足を洗ってしまう人が多いと聞いている。 アメリカでは、たとえば、カーネギー・メロン大学でロボット工学研究所の所長をつとめた金出武雄先生は、所長を辞めると、すぐに教授として研究現場に戻り、最先端のロボットの研究に励んでいる。 そういうシステムがない日本は、貴重な知的人材をムダにし、同時に、その人の生きがい、やりがいをも奪うことになっているのではないだろうか。

老人に生きがいについての言及であるが、興味深い。

IT業界では、何年もプログラミングをしていないSEも少なくないらしい。
そんなSEが設計するシステムは時代錯誤であり開発効率が悪いようだ。

何事であれ、最終的には自力で考える覚悟がないと、情報の山に埋もれるだけである。 パソコンで勉強したからといって、将棋が強くなるとはいえないのだ。

インターネットのおかげで、欲しいコードを検索して簡単に見つけることができる。
ホームページのソースコードをコピー&ペーストして、できたと思っている若いプログラマの姿を見ると疑問を感じる。
ソースコードの質も不安だが、そのプログラマが技術力を向上していけるのかも心配になる。
もしかすると、納期が短くて十分に考える時間がないのかもしれない。
そうだとすると、組織の考え方に問題があるのだろう。

私が、将棋を上達するためにしてきた勉強法は、初心者のころも今も変わらない。 基本のプロセスは、次の四つだ。
・アイディアを思い浮かべる。
・それがうまくいくか細かく調べる。
・実戦で実行する。
・検証、反省する

重要なことだと思うのでメモ。

若いころ、独りで考え、学んだ知識は、今の将棋では古くなり、何の役にも立たない。 だが、自分の力で吸収した考える力とか未知の局面に出会ったときの対処の方法とか、 さまざまなことを学べたと思っている。

最新情報の入手が容易になっていくと、情報や知識で差別化することが難しくなる。これからは、長い時間をかけて考えてきたことや身につけてきたことに、より価値が出てくるのではないかと思う。

以前、私は、才能は一瞬のきらめきだと思っていた。 しかし今は、十年とか二十年、三十年を同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられることが才能だと思っている。

今は転職ブームのようで、入社後、数年で退職することが珍しくないようだ。だが、同じ会社でずっと情熱をもって仕事をすることも、もっと評価されるようになると思う。

その道場では普通八級からスタートするのだが、そのときに席主がつけてくれたのが、十五級である。 私が幼かったこともあるだろうが、実力よりも低いところからスタートして、 昇級していく楽しみを与えた方がいいという席主の配慮であった。

少しずつでも進歩しているという実感がないと、継続するのは難しい。適切な目標を設定すること。大切なことだ。

2006年06月15日

BDS2006(C++Builder)レビュー(1)

Borland Developer Studio 2006 Update 2 が公開されたので、C++Builderを使ってみました。

C++Builder6と比較して。

  • エディタの機能強化が強化されている

    もともと補完機能ぐらいしか取り柄のないシンプルなエディタでしたが、 BDS2006では、機能が向上していました。
    エディタは一番よく使う機能なので助かります。

  • メモリの消費量がそんなに多くない

    パッケージには、メモリが512MB(推奨!GB)以上必要とありましたが、 C++Builderだけなら、そんなに必要ないようです。
    400MBでも十分余っていました。

  • ヘルプファイルが使いにくい。

    ヘルプが非常に使いにくい。
    必要ない.NETなどのヘルプまであるからでしょうか。
    慣れるまで苦労しそう。

  • リファクタリングの機能がおかしい。

    リファクタリングの機能を使うと、関係ない箇所が変更されます。
    (追記) Hotfixが公開されていました。
    Hotfixes for Borland Developer Studio 2006 Update 2のHotfix 6

2006年06月16日

BDS2006(C++Builder)レビュー(2)

BDS2006(C++Builder)を使っていて気がついたこと。

  • プロジェクトマネージャーのファイルをドラッグ&ドロップで、順番を入れ替えることができる。
    C++Builder6でもできた。

  • ToDoリストがおかしい
    アクション項目が表示されないものがある。
    項目を開いたとき、カーソルの位置がずれるものがある。

  • コーディング時とデバッグ時でレイアウトが自動的に変わって便利。

  • デスクトップツールバーの「Classic Undocked」を選択するとBCB6に似たレイアウトになる。

2006年06月18日

BDS2006(BCB)のWindowStateの値がおかしい

BDS2006(BCB Update2)のWindowStateの値がおかしい。

最小化している状態でWindowStateの値を確認すると、wsMinimizedではなくwsNormalになっている。

最小化状態かどうかについては、

IsIconic(Application->Handle);

で調べることができる。
trueなら最小化状態。

2006年06月20日

Thunderbirdのメールを変換する方法

先日、メールで問い合わせがあったThunderbirdのメールをDoteConvで変換する方法です。

Thunderbirdで受信したメールは、プロファイルフォルダのMailフォルダ中に保存されています。 Windows 2000/XPの場合、プロファイルフォルダは通常 %AppData%\Thunderbird\Profiles\xxxxxxxx.default\ にあります。 (xxxxxxxxは8文字のランダムな英数字)

%AppData%は、通常 C:\Documents and Settings[ユーザ名]\Application Data になります。 エクスプローラのアドレスバーに入れて[Enter]キーを押すと、そのフォルダが表示されます。

1つのメールフォルダに対して、メール本体が入った拡張子のないファイルと、メールのインデックスが入った拡張子が .msf のファイルがあります。 受信トレイの場合は、Inbox ファイルにメールの本体が入っており、 Index.msf ファイルにメールのインデックスが格納されています。 メールの本体は Unix mbox 形式で保存されています。

DoteConvはUnix mbox形式に対応していますので、直接変換することができます。

Thunderbirdを起動し、フォルダを作成します。 次に、変換するメールを作成したファイルに移動します。

DoteConvを起動し、メールの処理方法に「Unix mbox形式のファイルから」を選択し、メールの場所に変換するメールフォルダのファイル(拡張子のないファイルのほう)を選択してください。

BDS2006でstd::ofstreamを使うと、CodeGuardがエラーを報告する

BDS2006でstd::ofstreamを使うと、CodeGuardがエラーを報告します。

関数に不正なファイル/パイプ ストリーム (0xXXXXXXXX) が渡されました。

QCにありました。

とりあえず、メニューの「プロジェクト」→「オプション」→「リンカ(ilink32)」→「リンク」の「動的RTLを使う」のチェックをはずすことで回避することにしました。

これが最善策かどうかはわかりません。

2006年06月21日

YMSK "ペンホルダー"

注文していたYMSK "ペンホルダー"が届きました。

期待以上に良い感じです。

ところで、このAssistOnというお店。
他にも魅力的な商品がたくさんあって危険です。

2006年06月23日

超・営業法

超・営業法

資格・肩書きだけでは食っていけない。 士業もマーケティングが必要です。 本書は、行政書士だけでなく、その他の士業や起業を考えている人にも役に立つでしょう。

行政書士のビジネスは楽ではないようだ。 年収300万円以下が6割を占めるというアンケート結果がそれを示している。 資格を持っていれば仕事ができるというものではない。 結局は、起業することと同じだ。

本書ではマーケティング戦略の重要性を解説している。

  • 市場戦略

    自分の強みを生かせる、自分のルールで戦える市場で戦え

  • 商品戦略

    SWOT分析と「選択と集中」

  • 価格戦略

    安いと信頼を損なうこともある。

リスクを負う必要性を説く。
広告に投資する勇気を持つこと。
必要なら借金をすること。
失敗を怒れないこと。

組織化重要。
個人で稼ぐにはすぐに限界がくる。 組織化・自動化して、ビジネスを大きくしよう。

2006年06月26日

BDS(Delphi/BCB)用SQLiteライブラリ

Borland Developer Studio(Delphi/BCB)でSQLiteを扱うためのライブラリを調べました。

追記
Delphi2009用のSQLiteライブラリを開発されている方がいました。

2006年06月27日

EVariantErrorをキャッチしないと、CodeGuardがメモリリークを検出する

例外が投げられたときにEVariantErrorをキャッチしないと、CodeGuardがメモリリークを検出します。
Exceptionはキャッチしなくてもいいようです。 (BDS2006 C++Builder Update2)

これはメモリリークを検出しません。

try
{
  VarToDateTime("");
}
catch (EVariantError &E)
{
}

これはメモリリークを報告します。

try
{
  VarToDateTime("");
}
catch (...)
{
}

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