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2007年06月06日

PHPの統合開発環境雑感

PHPの統合開発環境雑感。

PHPeclipseは、無料だけどインストールが面倒。VS.Phpは、有料だけどインストールは簡単。

がんばってPHPeclipseをインストールするか、手短にVS.Phpを購入するか。

Delphi for PHPは、ビジュアルな開発環境を提供する魅力的なツールだが、日本語対応に問題がある。
次のバージョンアップに期待したい。
(備考)Delphi for PHP Update 1で、エディタはUTF-8で日本語に対応しているみたい。

PHPeclipse

長所

  • 無料で使用できる。
  • ApacheやPHPの細かいバージョンを自分で選択できる。
  • Eclipseの各種プラグインが使用できる。

短所

  • インストールが大変
    Java
    Eclipse
    Apache
    PHP
    (ApachePHPXAMPPでまとめてインストール可能)
    DBG
    をインストールして、さらに設定を行う必要がある。

総評

  • 無料で使えるのは嬉しい。
  • すべてをインストールするには、それなりに時間がかかることを覚悟すること。

VS.Php

長所

  • インストールが簡単
  • 設定不要ですぐ使える

短所

  • 有料(お試し版あり)
  • PHP4とPHP5は選択できるが、細かいバージョンまでは選択できない。

総評

  • インストールしたらすぐに使えるのが魅力。
  • Visual Studioベースなので、Visual Studioに慣れている人には使いやすいかも。

Delphi for PHP

長所

短所

  • 有料(お試し版あり)
  • PHP4とPHP5は選択できるが、細かいバージョンまでは選択できない。
  • 日本語対応に問題がある。

総評

  • インストールしたらすぐに使えるのが魅力。
  • 上の2つとは違い、ビジュアルな開発環境を提供。
    しかも、普通のPHPプログラムも扱える。
  • 日本語の取り扱いに問題があるのが残念。

2008年07月02日

Doxygen for Windowsが日本語に対応していた

Doxygen for Windowsが日本語に対応していた。
どうやら、バージョン1.5.1以降かららしい。

ソースコードの文字コードをnkfで変換する必要が無くなった。
設定ファイルの「INPUT_ENCODING」に「CP932」を指定するだけで良い。

設定ファイルの作成。

doxygen -g <config_file>

作成された設定ファイルの次の箇所を、

INPUT_ENCODING         = UTF-8

次のように変更する。

INPUT_ENCODING         = CP932

nkfの変換処理がいらなくなったので、処理が早くなった。

追記:
コメント欄で教えていただきました。
「INPUT_ENCODING」は1.5.2から。
それ以前のバージョンでは「USE_WINDOWS_ENCODING」を「YES」にすることで、SHIFT_JISのソースを扱えていたそうです。
お知らせありがとうございます。

2008年07月25日

Haru Free PDF Libraryがすごい

PDFライブラリ「Haru Free PDF Library」がすばらしい。

公式サイトは英語ですが、作者は日本人の方のようです。
だから、日本語対応がちゃんとなされているのも納得できます。

ソースコードはC言語で書かれており、configureしてmakeする定番のインストール手順になります。
Windows用のバイナリファイル(dll)が用意されているので、Windowsユーザーはコピーするだけで簡単にインストールできます。

ソースコードはC言語ですが、各種プログラム言語用にライブラリが用意されています。
用意されているのは、次のプログラム言語です。

  • c#
  • delphi
  • freebasic
  • python
  • ruby
  • vb6

これだけサンプルがあれば、他の言語で使用するのも、そんなに難しくないのではないでしょうか。

ほかにもPHP用にPECL/haru拡張モジュールがあるようです。

機能面でも、優れています。
閲覧用パスワードと編集用パスワードをそれぞれ設定することができるなど、 他のPDFライブラリではあまり用意されていない機能まで使用できます。

公式サイトのドキュメントは英語ですが、PHP用のPECL/haru拡張モジュールのドキュメントが日本語で書かれているものがあります。
関数名の大文字/小文字などの違いはありますが、他のプログラム言語で使用するときにも参考になると思います。

2008年09月20日

メソッドの命名規則

関数には、外部の視点から見たその関数の動作を表す名前を付ける。

Code Craft ~エクセレントなコードを書くための実践的技法~

たとえば、fooからbarの値を取得するメソッドの名前は、barの値を取得するので、GetBar()になります。

//barの値を取得する
bar = foo.GetBar()

barの値を返すので、ReturnBar()という名前も考えられますが、間違いです。

//これは間違い
//barの値を返す
bar = foo.ReturnBar();

コメントも同様です。

/**
 * barの値を取得する
 */
Bar GetBar() {
  return bar;
}

2009年04月08日

Delphiのインターセプタークラス(フォームに配置したコントロールに対して機能を拡張する方法)

インターセプタークラス(interceptor class)というおもしろいテクニックが、DELPHI 2009 HANDBOOKで紹介されていました。

このテクニックを使うと、フォームに配置したコントロールに対して機能を拡張することができます。

Buttonなどの既存のコントロールをちょっと拡張したい、
拡張したコントロールは、IDEのフォーム上で配置したい、
でも、わざわざIDEに拡張したコントロールをインストールすることはやりたくない、
そんな悩みを解決します。

方法は簡単です。

例えばTButtonを拡張する場合の方法です。

ベースクラスであるTButtonと同じ名前を持つ派生クラスをフォームユニットに作成します。
ベースクラスは完全名(ユニット名.クラス名)で指定します。

// interceptor class
TButton = class (StdCtrls.TButton)
  //なんらかの拡張をします
end;

TFormAnonButton = class(TForm)
  btnInvoke: TButton;  //拡張したTButtonが使用されます
  …

手軽にできますから、ちょっとした拡張にはとても便利です。

インターセプタークラスがフォームユニットではなく、別のユニットにある場合は、注意が必要です。

インターセプタークラスの定義が別のユニットになる場合、そのユニットは、use文で、ベースクラスを定義しているユニットの後ろに列挙されなければならない

DELPHI 2009 HANDBOOK

インターセプタークラスはおそらく古いDelphiでも使えるテクニックだと思います。

2009年04月26日

WindowsでHaskellを使うための準備

WindowsでHaskellを使うための準備

  1. GHCのインストール

    1. http://www.haskell.org/ghc/download.htmlからCurrent Stable ReleaseのWindows用Binary Packagesをダウンロードします。
    2. ダウンロードしたファイルを実行して、ウィザードの指示に従ってインストールします。
  2. 開発環境の設定

    1. 環境変数PATHにGHCのパスを追加します。
    2. xyzzyにhaskell-modeをインストールします。
      haskell-modeは次の2つが見つかりました。

      haskell-mode改Haskell mode for xyzzy Ver 0.1.2を改良したもの。
      オリジナルのHaskell mode for xyzzyもその後にバージョンアップしているので、どちらが優れているかわかりません。
      haskell-mode改を試しました。

      1. haskell-mode改からhs-mode.zipをダウンロードします。
      2. ダウンロードしたファイルを展開します。
      3. etcフォルダとsite-lispフォルダにあるファイルをxyzzyのフォルダにコピーします。
      4. xyzzy/site-lisp/siteinit.lに次の行を追加します。
        ;; haskell-mode
        (push '("\.hs$" . editor::hs-mode) auto-mode-alist)
        (autoload 'editor::hs-mode "hs-mode" t)
      5. ダンプファイルを更新します。

2009年07月24日

GitとMercurial、どちらを使うべきか

GitとMercurialのどちらを使えばいいかを考えるときに、参考になる記事。

というわけで、gitを運用するのは諦めることにしました。んで、どういう人がgitを使ってはいけないか、独断と偏見でまとめてみると・・・

GitとMercurial、どちらを使うべきか

GitをやめてMercurialを使うことにした著者の体験から、Gitの欠点を指摘している。
とても参考になった。

それから『入門Mercurial』はとてもわかりやすくていい本だった。
このような優れた入門書があることも、Mercurialを選ぶ理由になると思う。

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