「脳を活かす!必勝の時間攻略法」を読みました。
筆者は1日の実質的な時間を、
1日の実質的な時間 = (24時間 - 睡眠時間 - 無駄な時間) × 脳の活性度
とし、睡眠時間や無駄な時間を削るよりも、脳の活性度を高めることの方が重要であると言います。
脳の仕組みから、脳の活性度を高める効果的な方法を解説しています。
関連する本を何冊か読んでいますので、他の本でも書かれていることも多々ありました。
ですが、著者の失敗談などおもしろい話も多く、興味深く読むことができました。
知らなかったのは、脳は疲れを感じないけど、実は疲れるということ。
だから、脳にも休息が必要なのです。
右脳神話(と私は呼んでいる)を「右脳オカルト信仰」と呼び、注意を促している点は好感が持てます。
以前から疑問に思っていた睡眠学習も、著者はやってはいけないとはっきり書いています。
やっぱりいけなかったのだと一安心です。
脳を活性化するために何をすればいいか、時間帯ごとに何をすると効果的か、細切れ時間を有効活用する方法など、普段の生活の中で使える知識がたくさん盛り込まれていました。
新書なので安いですし、素人にも読みやすい、お薦めの本です。