最近読んだ本いろいろ。
初心者向けにわかりやすく書かれた会計の入門書。
新聞記事が多く取り上げられており、会計の知識と現実に起こっている事件との関係がよく分かる。
本格的に会計を学習するには物足りないかもしれないが、入門書としてはよい本だと思う。
著者の速読術の歴史として、第一世代はひたすらに(目の動かし方を早く)、第二世代は合理的に(欧米式速読術)、第三世代は脳神経学的に(フォトリーディング)、そして本書が示す第四世代は目的別の最適な組み合わせに、となっている。
速読術としてはフォトリーディングとの違いが分からなかった。
読書時間を30分に限定することによる締め切り効果ぐらいだろうか。
ITの使い方が上手い。システムを導入すれば終わりでなく、導入後の運用に知恵を使っている。
スケジュールの共有では「記入するスケジュールは嘘でも良い」とした。本当のスケジュールと嘘のスケジュールの2つを管理するのは大変なので、本当のスケジュールを後悔するようになった。という話。
IT化のポイント
- ITは自社に欠けているものを補ってはくれない
- 私物以外はすべて共有財産
- 皆が元気になるように使う
- セキュリティ対策はコストよりもスピードを重視
- 思い切った割り切り
- 例外事項を考慮しない
- はじめは単機能から
また、勉強量もすごい。
「社員には本来の業務とは別に、毎日二時間くらい勉強させたことになります。」
やっぱり勉強は大事だ。