数学を学ぶとは自分の中に一つの数学の世界を立ち上げることである。
「わかる」ということに新しい発見がありました。
子供は意味のないものを丸暗記できますが、大人は関連づけで記憶しますよね。
頭の中には関連づけて構造化された記憶の世界があります。
未知の事項に遭遇した時、頭の中の世界には、その未知の事項についての関連づけがありません。
その時に未知の事項をシャットアウトすると、自分の頭の中の世界は守られますが、進化はありません。
未知の事項と頭の中の世界との間に関連を作ることができれば、未知の事項を自分の世界に取り込むことができます。
未知の事項を自分の世界に関連づけすることができた状態、この時の状態が「わかった」ということ。
これは数学だけに限った話ではないように思います。
『数学に感動する頭をつくる』
素晴らしい本でした。
本書を読んで、多くの発見がありました。