ネオニートとは、仕事に就く意志はないが、何らかの収入源があり不自由なく暮らせる者たちを意味する言葉である。
ニートとして行き詰まっている人たちに、本書は新しい選択肢と可能性を示す。
統計を見ると、若年労働人口の2割弱の人間には雇用の受け皿がない。
さらに、4割以上の企業が人手不足であると考えているにもかかわらず、フリーターの正規従業員としての採用には9割近くの企業が消極的だという。
そうなると、一度ニート・フリーターになると、その状況から抜け出すことはきわめて困難だ。
ニート・フリーターの当事者やその家族の閉塞感、そしてそれがトラブルを生み出すことだろう。
インターネットの普及により、アフィリエイト・オークション・情報販売など、わずかな初期費用でビジネスを始めることができるようになった。
就職という選択肢が困難であるなら、その他の選択肢を考えてみてはどうか。
本書では、自営業の選択肢を紹介している。
頭の固くなった大人たちには、就職以外の選択肢が見えない。
時代が変わり、選択肢が広がっていることに気づきたい。