現役のエンジニアを講師に迎え、即戦力となる組込みソフトウェア開発技術者を育成します。
ボード教材を用いて、実習演習を多用した、実際の開発現場に近い実践的な研修を行います。
開発実務経験が1年以上ある方、あるいは電子・電気・情報工学の知識を習得済みの方を対象とします。
なお、C言語の利用経験が必要となりますので、知識のない方は、予め「組込み入門コース」を受講してください。
コース内容
- 1日目
- オリエンテーション、作業環境準備
ユーザー登録、開発環境セットアップ、利用方法、ツール
- オリエンテーション、作業環境準備
- 2日目
- 組込みシステムの概要、業界動向
関係法令、製造者責任法など
- 組込みシステムの概要、業界動向
- 3日目
- 4日目
- 組込みシステム体験
教材の組立て(ハンダづけ、部品加工)
作成済みのバイナリープログラムをダウンロードして動作確認
- 組込みシステム体験
- 5日目
- セルフ開発環境
セルフ開発環境構築
- セルフ開発環境
- 6日目
- 7日目
- メモリ割当
BSD malloc(3)読解、解放漏れ、2重解放のトレース、状態表示
BSD malloc(3)改造、関数スイッチテーブル
- メモリ割当
- 8日目
- バイナリレベルデバッグ
malloc、関数スイッチテーブルで作成したコードをGDBでデバッグ、マップ出力によるアドレスの利用方法
- バイナリレベルデバッグ
- 9日目
- クロス開発環境、エミュレータ
クロス開発環境の理解、構築
- クロス開発環境、エミュレータ
- 10日
- アセンブラ演習
RISC アセンブラ ARM 、ゲームボーイエミュレーターで動作テスト
- アセンブラ演習
- 11日
- 組込みハードウェア解説
ハードウェア知識
- 組込みハードウェア解説
- 12日目
- 13日目
- ハードウェア操作
I/Oポート、割込み、メモリ空間
I/Oレジスタ操作
- ハードウェア操作
- 14日目
- 15日目
- 周辺機能利用
I/OポートによるLED、スイッチ操作、タイマーによるブザー操作
- 周辺機能利用
- 16日目
- 17日目
- 割込みを使用したプログラム
ハードウェア割込み、外部割込みによるスイッチ操作
タイマー割込みによるインターバル処理
インターバル割り込み処理の応用、A/Dコンバータ
- 割込みを使用したプログラム
- 18日目
- 19日目
- 20日目
- リアルタイムOSの理解
タスクの概念と設計手法
状態遷移設計
μITRONでの開発
- リアルタイムOSの理解
- 21日目
- 工程管理、テスト技法、品質分析手法
工程管理の意義、C言語の場合の例、テスト仕様の作成、テストの進め方、評価方法、各種品質分析手法、統計資料化、フィードバック
- 工程管理、テスト技法、品質分析手法
- 22日目
- 23日目
- 24日目
- テスト工程実習
模擬プログラムでテストを実施
- テスト工程実習
- 25日目
- 26日目
- 設計技術
要件定義から詳細設計まで
UMLを用いた設計
- 設計技術
- 27日目
- 仕様検討とプロジェクトの進め方
スケジュール定義、報告定義体、進捗管理手法
- 仕様検討とプロジェクトの進め方
- 28日目
- 29日目
- TCP/IPの基礎
TCP/IPを使ったプログラミング
- TCP/IPの基礎
- 30日
- 31日目
- マルチスレッドプログラミング
スレッドと排他制御
POSIXスレッド演習
- マルチスレッドプログラミング
- 1日目
開催場所
テクノアークしまね1F (財)しまね産業振興財団 研修室