「CAE(Computer Aided Engineering)技術講習会」の開催について(3/8、9)
将来を見据えた国内の「ものづくり」には、高付加価値化と低コスト化による海外生産品に負けない高い競争力が求められており、このような課題を解決する手段の一つとして、「CAE技術」が注目されています。CAEはComputer Aided Engineeringの略で、製品の開発・設計段階において、コンピュータ内でシミュレーションを行うことにより、試作および実験の回数を減らして開発時間を短縮するための支援ツールです。今回はCAEの中でも主に熱流体解析を対象とした講習会を実施し致します。熱流体解析は、自動車のボディ廻りの流れや電子機器の温度予測など幅広い分野で用いられております。
CAEの作業は「解析モデルの作成(CADモデルの作成)」→「解析用データの作成(メッシュの作成) 」→「解析」→「結果の検討(ポスト処理)」からなりますが、今回は、「解析用データの作成」の部分をサイバネットシステム株式会社、「解析」及び「結果の検討」の部分をフルーエント・アジアパシフィック株式会社から講師をお招きし、一連の作業を学んで頂ける様に企画しております。「解析用データの作成」で使用するソフトウェアは、構造解析の分野でも多く使用されているツールですので、構造解析に興味のある方もぜひご検討ください。なお、今回紹介するソフトウェアは島根県産業技術センターが所有しており、開放機器としてご利用いただくことができます。
CAEを通して、現象を可視化することによって新しい発想が生まれることや、試作コストが低減されることもあろうかと思います。新しい「ものづくり」確立の一助となると考えますので、関係各位におかれましては奮ってご参加くださるようお願い申し上げます。
1日目
流体・構造応力解析対応プリプロセッサ(ANSYS ICEM CFD)講習会』日時
平成19年3月8日(木)10:00~17:0010:00~12:00
サイバネットおよびICEM CFDの概要13:00~17:00
メッシング体験(テトラ&プリズム、ヘキサメッシュ)場所
テクノアークしまね 1階 パソコン研修室 (松江市北陵町1番地)講師
サイバネットシステム株式会社参加費
無料
2日目
熱-流体解析システム(FLUENT)講習会日時
平成19年3月9日(金)10:00~17:0010:00~12:00
FLAPおよびFLUENTグループの紹介
FLUENT機能および特徴(機能紹介と解析事例紹介)13:00~17:00
FLUENT初期トレーニング
操作を体験してみたい方を対象に、メッシュの読込/表示、モデルの設定、計算の実行、ポスト処理等、一連の基本操作を体験していただきます。
場所
テクノアークしまね 1階 パソコン研修室 (松江市北陵町1番地)講師
フルーエント・アジアパシフィック株式会社参加費
無料