Vine Linux 4.1にOpenPNE2.8をインストール手順です。
このサンプルでは、Vine Linux4.1を使っています。
基本的に、他のLinuxでも手順は変わらないと思います。
OpenPNEのダウンロード
- OpenPNEのダウンロードページを開く
http://sourceforge.net/projects/openpne
- Download OpenPNEのリンクをクリック
- OpenPNE(stable)のリンクをクリック
- OpenPNE-2.8.0.tar.bz2(Windowsの場合はOpenPNE-2.8.0.zip)のリンクをクリック
ファイルの設置
ダウンロードしたOpenPNE-2.8.0.tar.bz2(Windowsの場合はOpenPNE-2.8.0.zip)を展開する。
tar xzvf OpenPNE-2.8.0.tar.bz2
展開されたファイルのうち、public_htmlディレクトリ以外のファイルをブラウザからアクセスできない場所に設置しま。
この設置場所をOPENPNE_DIRとします。
- OPENPNE_DIR
├ bin
├ lib
├ webapp
├ webapp_biz
└ webapp_ext
public_htmlディレクトリをブラウザから閲覧可能な場所に設置します。
- public_html
├ config.inc.php
├ index.php
...
public_htmlのディレクトリ名は変更可能です。
snsなど、ほかの名前に変更しても問題ありません。
OPENPNE_DIRは、/home/yamamoto/OpenPNE/としています。
Windowsの場合は、C:\OpenPNE\などに設置すればいいと思います。
- /home/yamamoto/OpenPNE/
├ bin
├ lib
├ webapp
├ webapp_biz
└ webapp_ext
public_htmlディレクトリは、/home/yamamoto/public_html/の下に設置して、ディレクトリの名前をsnsに変更しています。(/home/yamamoto/public_html/sns/になります。)
- /home/yamamoto/public\_html/sns/
├ config.inc.php
├ index.php
...
URLは、http://localhost/~yamamoto/sns/でアクセスできるようにします。
環境に合わせて読み替えてください。
public_htmlディレクトリの中にあるconfig.inc.phpを編集します。
define('OPENPNE_DIR', realpath('../'));
この行をブラウザからアクセスできない場所に設置したOPENPNE_DIRのパスを指定します。
絶対パス、相対パスのどちらでも指定できます。
define('OPENPNE_DIR', realpath('/home/yamamoto/OpenPNE/'));
ディレクトリのアクセス権の設定
ディレクトリのアクセス権を次のように設定します。
- OPENPNE_DIR
├ var
│ ├ img_cache
│ │ ├ gif [777]
│ │ │ ├ w_h [777]
│ │ │ ... [777]
│ │ ├ jpg [777]
│ │ │ ├ w_h [777]
│ │ │ ... [777]
│ │ └ png [777]
│ │ ├ w_h [777]
│ │ ... [777]
│ ├ log [777]
│ ├ rss_cache [777]
│ ├ templates_c [777]
│ └ tmp [777]
アクセス権を設定するには、次のコマンドを実行します。
chmod -R 0777 var/*
config.phpの設定
OPENPNE_DIRディレクトリにあるconfig.php.sampleをconfig.phpにコピーします。
- OPENPNE_DIR
├ config.php
├ config.php.sample
コピーしたconfig.phpを環境に合わせて編集します。
URLの設定
// Web上の絶対パス(URL)(最後にスラッシュを付けてください)
define('OPENPNE_URL', 'http://sns.example.com/');
この行では、public_htmlディレクトリのURLを設定します。絶対パスで指定し、最後に/をつけます。
// Web上の絶対パス(URL)(最後にスラッシュを付けてください)
define('OPENPNE_URL', 'http://localhost/~yamamoto/sns/');
DB暗号化キーの設定
// DB暗号化キー(56バイト以内のASCII文字列)
define('ENCRYPT_KEY', '');
この行では、メンバーのログイン情報を暗号化する際に使用するキーを設定します。
他人に推測されにくい文字列にします。
// DB暗号化キー(56バイト以内のASCII文字列)
define('ENCRYPT_KEY', 'abcdefg');
メールサーバードメインの設定
// メールサーバードメイン
// 携帯メール投稿の宛先などのドメイン名に使われる
define('MAIL_SERVER_DOMAIN', 'mail.example.com');
この行では、携帯版でメール投稿をする場合に使用するメールサーバのドメイン名を設定します。
今回は、携帯版は使用しないのでパス。
データベース関連の設定
// DBサーバ設定
$GLOBALS['_OPENPNE_DSN_LIST']['main'] = array(
'dsn' => array(
'phptype' => 'mysql',
'username' => '',
'password' => '',
'hostspec' => 'localhost',
'database' => '',
'new_link' => false,
),
);
この部分は、データベースの設定を行います。
MySQLの設定は、データベースを「openpne_db」、ユーザー名を「openpne_user」、ユーザーのパスワードを「openpne_pass」とします。
データベースのユーザー名を設定します。
'username' => 'openpne_user',
データベースのユーザーのパスワードを設定します。
'password' => 'openpne_pass',
使用するデータベースの名前を設定します。
'database' => 'openpne_db',
データベースの設定
MySQLにデータベースを作成します。
mysqladmin -uroot -p create --default-character-set=utf8 openpne_db
MySQLのバージョンが4.0以下の時は、--default-character-set=utf8 は不要です。
mysqladmin -uroot -p create openpne_db
MySQLのユーザーを作成する。
mysql -uroot -p
GRANT ALL PRIVILEGES ON openpne_db.* TO openpne_user@localhost IDENTIFIED BY 'openpne_pass';
OpenPNEセットアップ用SQL実行
cd setup/sql/mysql41/install/ (MySQLのバージョンが4.1以上の時。4.0以下の時はcd setup/sql/mysql40/install/)
mysql -uopenpne_user -popenpne_pass --default-character-set=utf8 openpne_db < install-2.8-create_tables.sql
mysql -uopenpne_user -popenpne_pass --default-character-set=utf8 openpne_db < install-2.8-insert_data.sql
cd ../option/
mysql -uopenpne_user -popenpne_pass --default-character-set=utf8 openpne_db < pnebiz-header.sql
メールサーバーの設定
今回は携帯版を使用しないのでパス。
セットアップモジュールの実行
config.phpのOPENPNE_URLで設定したURLに「?m=setup」をつけてアクセスします。
(例)
http://localhost/~yamamoto/sns/?m=setup
OpenPNEセットアップ画面が表示されます。
各項目を入力します。
「セットアップが完了しました。」と表示されたら、インストールは完了です。