『BEST SOFTWARE WRITING』を読んで、なるほど、と思った。
C系の言語(C、C++、Java)では、人の目はインデントをブロックkの定義としてみるが、コンパイラの方は{}を見る。
だからインデントと括弧が対応していない場合、人の目にはよりわかりにくいほう──{}──が勝つことになる。
(中略)
なぜ1つの方法にこだわって、コードの見た目と意味が一致するようにしないのか?
インデントのずれによるソースコードの見た目とコンパイラが解約する意味の不一致が、
バグを生み出すことは珍しくありません。
# よくある間違い
if (x > 10)
y = 0;
z = 0;
コーディング規約を定めることで、このようなバグを減らそうとする試みが一般的です。
# コーディング規約で{}を強制
if (x > 10) {
y = 0;
z = 0;
}
Pythonはインデントを文法に組み入れることによって、見た目と意味を一致させて、効率的なプログラミングを実現しました。
プログラム言語に「ソースコードの見た目」という情報を取り入れたという点で画期的だったのかもしれません。
それから、
何らかのコーディングスタイルが、一般的なスタイルと比べて非常に大きな利点を持つことは、
これまでのところなかったし、これからもないだろう。
というのも、その通り。
ハンガリアン記法という効率の悪いコーディング規約もあるけど。