Delphi XE8でリソースファイルの画像を読み込むには

Delphi XE8でリソースファイルの画像を読み込む方法を紹介します。

リソースファイルの登録

リソースファイルは、メニューの「プロジェクト」→「リソースと画像」から登録します。

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リソース識別子とリソースタイプは、読み込むときに必要になるので、覚えておいてください。

リソースファイルの読み込み

リソースファイルを読み込むには、TResourceStreamを使用します。

TResourceStreamのコンストラクタの第二引数にリソース識別子、第三引数にリソースタイプを指定します。

RS := TResourceStream.Create(HInstance, 'PngImage_1', RT_RCDATA);

画像ファイルを読み込むには次のようなコードになります。

var
  RS: TResourceStream;
  Bitmap: TBitmap;
begin
  RS := TResourceStream.Create(HInstance, 'PngImage_1', RT_RCDATA);
  Bitmap:= TBitmap.CreateFromStream(RS);
  RS.Free;

サンプルアプリケーション

次のサンプルコードでは、ボタンを押すとリソースファイルの画像を読み込んで表示します。

フォームにボタンコンポーネント(TButton)とイメージコンポーネント(TImage)を配置します。

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ボタンのOnClickイベントを記述します。

procedure TForm1.Button1Click(Sender: TObject);
var
  RS: TResourceStream;
  Bitmap: TBitmap;
begin
  RS := TResourceStream.Create(HInstance, 'PngImage_1', RT_RCDATA);
  Bitmap:= TBitmap.CreateFromStream(RS);
  RS.Free;

  Image1.Bitmap.Assign(Bitmap);
  Bitmap.Free;
end;

Androidで実行したところ

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iOSシミュレータで実行したところ

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