C++Builder XE5(RAD Studio XE5)にJCL/JVCLをインストールする

C++Builder XE5(RAD Studio XE5)にJCL/JVCLをインストールする方法。

JCL/JVCLのサイトがGitHubに移動されています。
最新版はこちらのサイトから入手できます。

インストール方法は、各サイトに書かれているとおりです。

JCL(JEDI Code Library)のインストール

gitでソースコードをダウンロードします。

> git clone git://github.com/project-jedi/jcl.git jcl
> cd jcl
> git submodule update --init

またはJEDI Code Libraryのウェブサイトの「Download ZIP」のリンクからソースコードを入手します。

「jcl\install.bat」を実行すると、インストーラが起動します。

「MPL 1.1 License」タブを選択して、「I agree with the terms of the MPL 1.1 license」のチェックボックスをチェックします。

MPL 1.1 License

BPL pathの欄が赤字になっているときは、存在するフォルダーを指定するか、指定されているパスにフォルダーを作成する必要があります。

BPL path

「Install」ボタンを押すと、インストールが始まります。

が、その前にソースコードを修正する必要がありました。

jcl\jcl\source\JclBase.pasの115行目

  PWideChar = System.PWideChar;

のところを次のように修正します。

  {$EXTERNALSYM PWideChar}
  PWideChar = System.PWideChar;
  {$HPPEMIT 'namespace JclBase'}
  {$HPPEMIT '{'}
  {$HPPEMIT 'typedef System::WideChar * PWideChar;'}
  (*$HPPEMIT '} /*namespace JclBase*/' *)

この修正をしないと、C++Builder XE5でコンパイルエラーが発生しました。

JVCL(JEDI Visual Component Library)のインストール

あらかじめJCL(JEDI Code Library)をインストールします。

Gitでソースコードをダウンロードします。

> git clone git://github.com/project-jedi/jvcl.git jvcl

またはJEDI Visual Component Libraryのウェブサイトの「Download ZIP」のリンクからソースコードを入手します。

「jvcl\install.bat」を実行すると、インストーラが起動します。

JVCL

「Next」ボタンを押してインストールします。
特に初期値を変更する必要はないようです。

コメント

  1. 私は韓国人です.愚全見つかったBLOGだったのですが,おかげさまで,INSTALLできました.
    ありがとうございます.

  2. RAD Studio 10.2 Starterに、JCLおよびJVCLをインストールしようとしたがうまくいかず、
    試しにRAD Studio 10.2 Architect Trial版でも試みましたが、うまくいきませんでした。
    また、GetItパッケージマネージャ上ではうまくインストールできなかったにも関わらず、
    インストール済みの表示となり、アンインストールも再インストールもできなくなりました。
    山本様は最新版では正常にインストールされていますでしょうか?

  3. RAD Studio 10.2にJCL/JVCLをGetItからインストールしてみました。
    JCLはGetItから問題なくインストールできました。
    JVCLはGetItからインストールしたものの、ツールパレットには表示されませんでした。
    インストールできていないようです。
    JVCLのファイル一式が下記の場所にダウンロードされているのを見つけました。
    C:\Users\ユーザー名\Documents\Embarcadero\Studio\19.0\CatalogRepository\JEDIVisualComponentLibraryJVCL-3.5
    このフォルダーにあるinstall.batを実行してインストールすると、ツールパレットに登録され、Delphiではちゃんと使えるようになりました。

    C++Builderの場合は、メニューの「ツール」→「オプション」→「環境オプション」→「C++オプション」→「パスとディレクトリ」→「システム インクルード パス」に「C:\Users\ユーザー名\Documents\Embarcadero\Studio\19.0\CatalogRepository\JEDIVisualComponentLibraryJVCL-3.5\include\D25\win32」(32ビット Windowsの場合)を追加する必要がありました。

  4. 山本様、ご確認ありがとうございました。
    こちらも再度確認を行いましたが、こちらの環境は、RAD Studioの
    インストールされていない環境に10.2のArchitect Trialバージョンを
    インストールしようとしているからか、コマンドライン上に、
    This version of the product does not support command line compiling.
    An error occured while compiling the installer. Installation aborted.
    というエラーメッセージが表示され、インストールが不意完全なままで
    GetItパッケージマネージャ上では正常に完了したような表示になり、
    つじつまが合わない状態なので、その後のJVCLもインストールできない
    ことがわかりました。
    こちらはJCLのInstall.batとしばらくにらめっこする必要がありそうです。
    (T^T)

  5. あれから色々と調べてみましたが、結論からすると、コマンドラインコンパイルを
    利用する場合、StarterやTrial版ではサポートされないということらしいです。
    山本様、お騒がせしました。
    m(_ _)m

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