C++BuilderでTSaveDialogの使用例

TSaveDialogをフォームに配置します。

savedialog1

ボタンを押したときのイベントを作成します。

void __fastcall TForm1::Button1Click(TObject *Sender)
{
  …
}

ダイアログの設定を行います。

//デフォルトのファイル拡張子
SaveDialog1->DefaultExt = ".txt";
//ファイルマスク(フィルタ)
SaveDialog1->Filter = "テキストファイル (*.txt)|*.TXT|すべてのファイル (*.*)|*.*";
//ダイアログボックスが開いたときのカレントディレクトリ
SaveDialog1->InitialDir = "C:\\sample"
//ダイアログの外観と動作
SaveDialog1->Options << ofOverwritePrompt << ofCreatePrompt;
//タイトルバーに表示するテキスト
SaveDialog1->Title = "タイトルバーに表示するテキスト";

TSaveDialogのプロパティはマニュアルをご覧ください。
Vcl.Dialogs.TSaveDialog – RAD Studio API Documentation

TSaveDialogのExecuteメソッドを呼び、ダイアログを表示します。
Executeメソッドは、ユーザーがファイル名を選択して[保存]をクリックするとtrueを返します。

//ダイアログを表示する
//ユーザーがファイル名を選択して[保存]をクリックするとtrueを返す
if (SaveDialog1->Execute())
{
  …
}

TSaveDialogのFileNameプロパティで、選択されたファイル名を取得します。

//選択されたファイルの名前
Edit1->Text = SaveDialog1->FileName;

全体のコードは次のようになります。

void __fastcall TForm1::Button1Click(TObject *Sender)
{
  //デフォルトのファイル拡張子
  SaveDialog1->DefaultExt = ".txt";
  //ファイルマスク(フィルタ)
  SaveDialog1->Filter = "テキストファイル (*.txt)|*.TXT|すべてのファイル (*.*)|*.*";
  //ダイアログボックスが開いたときのカレントディレクトリ
  SaveDialog1->InitialDir = TPath::GetHomePath();
  //ダイアログの外観と動作
  SaveDialog1->Options << ofOverwritePrompt << ofCreatePrompt;
  //タイトルバーに表示するテキスト
  SaveDialog1->Title = "タイトルバーに表示するテキスト";
  //ダイアログを表示する
  //ユーザーがファイル名を選択して[保存]をクリックするとtrueを返す
  if (SaveDialog1->Execute())
  {
    //選択されたファイルの名前
    Edit1->Text = SaveDialog1->FileName;
  }
}

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