「フロー」や「ゾーン」というと、意識が集中していて生産性が高い状態、のような印象がある。
誰もがゾーンの状態に入りたいと願っているのではないだろうか。
ところが『Clean Coder プロフェッショナルプログラマへの道』では、「ゾーンを避けろ」とアドバイスしていて興味深い。
ゾーンの集中状態は理論的な能力やスピード感覚が落ちている軽いめい想状態で、ゾーンに入ることの問題は大局観を失うことだ著者は言う。
コードを書くのは速くなるかもしれないが、あとでやり直さなければならなくなる。
著者はゾーンに入ったと感じたら、メールの返信やツイートの閲覧、昼食をとったりして、ゾーンから遠ざかるようにしているそうだ。
『Clean Coder プロフェッショナルプログラマへの道』では、次のようなアドバイスもしている。
- 披露時や注意散漫のときには、コードを書いてはいけない。
- 心配事があるときは、コードを無理矢理書くよりも、心配事を沈めることに時間を使った方がいい。
プログラミングとは大変な作業である。