ソフトウェア開発の仕事では、能率を上げる手段としてうたた寝が認められているらしい。

ソフトウェア開発の仕事では、能率を上げる手段としてうたた寝が認められているらしい。

たとえばソフトウェア開発の仕事は長時間労働が当たり前になっているが、そこでは能率を上げるひとつの手段としてうたた寝が認められている。
「午後の数時間をぼんやり過ごすぐらいなら、ちょっと眠って、それからばりばり働いた方がいい」のである。

ヒトはなぜ人生の3分の1も眠るのか?

さて、この『ヒトはなぜ人生の3分の1も眠るのか?』は、レム睡眠を発見した睡眠の権威が、一般の人に睡眠の重要性をわかりやすく説明した本だ。

睡眠不足は、時として重大な事故を引き起す。

エクソン・バルディーズ号の原油流出事件や、スペースシャトル「チャレンジャー」号爆発は、睡眠不足が原因だった。
ある調査では、医師の42%が、疲労が引き起こした過失によって少なくとも一人は患者を死なせたことがあると答えた。全員が極度の眠気を示す「トワイライト・ゾーン」に入っていた。

不眠症・睡眠時無呼吸・ナルコレプシーなど、睡眠障害は命に関わる問題となることがある。
にもかかわらず、疲労感やだるさといった症状を目のあたりした医者は、慢性疲労症候群や鬱病と診断しがち。

たくさん仕事をこなすために睡眠時間を削るのは逆効果。
注意力が散漫になり効率が落ちる。

上手に眠るためには、どうすればいいのか。

それは、体内時計を上手に使うことだ。

眠気の強くなる昼過ぎにコーヒーを飲んでから午睡をとるとか、
時差ぼけの解消にも体内時計を計算して眠気が強くなる時間に睡眠をとるなど。

冒頭のうたた寝の話も、仕事の効率を上げるための睡眠のテクニックだ。

本書を読んで正しい睡眠の知識を学び、上手に眠りたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください