成功はゴミ箱の中に―レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男-マクドナルド創業者

成功はゴミ箱の中に―レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男-マクドナルド創業者

マクドナルドの創業者、レイ・クロック氏の自伝。
サブタイトルの「世界一、億万長者を生んだ男」とは、何とも魅力的な言葉です。

話はテンポ良く進みおもしろい。日本語訳も良い。
一度読み出すと止まりません。
厚い本ですが、数日で読み終えました。

巻末のユニクロの柳井氏とソフトバンクの孫氏が対談もおもしろい。

未熟でいるうちは成長できる。成熟した途端、腐敗が始まる

個人も組織も同じ。
優秀な人たちと会い、自分が未熟であることを実感することが大切だと思います。

手入れの行き届いたスーツと靴、清潔感を与える髪型と爪の手入れなど、相手に好印象を与えるためのが意見の大切さを強調した。
「見た目も、行動も、スマートに」とよく彼らに言った。

外見の大切さについて。
当たり前なんだけれど、やはり重要。

多くの若者は、安定した職を得る準備や、料理や家事ができる用意もできずに大学を卒業してしまい、落ち込んでいる。
キャリアへの訓練を受け、彼らをサポートすることを学び、仕事をどうやって楽しむかを先に教えた方がよいのだ。

いまのアメリカの若者には、仕事を楽しむ方法を学ぶ機会が与えられていない。
この国の社会的、政治的哲学は人生から一つずつ、リスクを取り除くことを目標としているようだ。

ダートマスでのスピーチで若い学生たちに伝えたように、誰かに幸福を与えることは不可能だ。
独立宣言にもあるように、唯一できることは、その人に幸福を追う自由を与えることだ。
幸福とは約束できるものではない。
それはどれだけ頑張れたか、その努力によって得られる、その人次第のものなのだ。

この本が書かれたのが30年前とは思えない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください