EclipseとPydevによるGoogle App Engineの開発環境構築

Pydev 1.4.7からGoogle App Engineに対応したそうです。

そこで、EclipseとPydevによるGoogle App Engineの開発環境の構築手順を解説します。

Google App Engineの開発環境の構築から始めます。
すでにGoogle App Engine SDK for Pythonがインストール済みの場合は、「Eclipseをインストールする」からお読み下さい。

  1. Python 2.5.4をインストールする

    まずはPythonからインストールします。
    Pythonは、Python 2.6系やPython 3.1系もリリースされていますが、Google App EngineにはPython 2.5系を使用します。
    今回は、Python 2.5系の最新版であるPython 2.5.4をインストールします。

    インストール方法は、「Python 2.5.4」のページから「python-2.5.4.msi」をダウンロードします。
    ダウンロードしたファイルを実行し、案内に従ってインストールします。






  2. Google App Engine SDKをインストールする

    Google App Engine SDK for Pythonをダウンロードします。

    Google App Engine SDK のダウンロード」のページから、「GoogleAppEngine_1.2.7.msi」をダウンロードします。
    ダウンロードしたファイルを実行し、案内に従ってインストールします。





  3. PILをインストールする

    Images APIを使用できるように、PILをインストールします。
    PILをインストールしないと、ローカル環境ではImages APIを使用することができません。

    Python Imaging Library (PIL)」のページから、Python 2.5用の「Python Imaging Library 1.1.6 for Python 2.5」をダウンロードします。
    ダウンロードしたファイルを実行し、案内に従ってインストールします。





ここまでは、標準的なGoogle App Engineの開発環境の構築と同じです。

これから、開発環境として、EclipseとPydevをインストールします。

  1. Eclipseをインストールする

    Eclipseは、はじめから日本語化されているPleiadesが便利です。
    Pleiades プラグイン日本語化プラグイン」から最新版である「Eclipse 3.5.1 Galileo」を選択します。
    現時点では、Python用のパッケージが用意されていないため、もっともシンプルなパッケージである「Pleiades All in One Platform(JREあり)」をダウンロードします。


    ダウンロードしたファイルを「C:\Program Files\eclipse」に展開します。

    以上で、Eclipseのインストールは完了です。

  2. Pydevをインストールする。

    続いて、Pydevをインストールします。

    Eclipse(C:\Program Files\eclipse\eclipse.exeを起動します。

    メニューから「ヘルプ」-「新規ソフトウェアのインストール」を選択します。


    「追加」ボタンを押します。

    名前に「Pydev」、ロケーションに「http://pydev.org/updates/」を入力し、「OK」ボタンを押します。

    作業対象から「Pydev – http://pydev.org/updates/」を選択します。
    「Pydev」をチェックします。

    「次へ」ボタンを押します。
    案内に従い、インストールします。
    インストールが完了したら、Eclipseを再起動します。

  3. Pydev Google App Engine Projectの作成

    Pydev Google App Engine Projectで開発を行うための設定を行います。

    メニューから「ファイル」-「新規」-「その他」を選択します。

    「Pydev」にある「Pydev Google App Engine Project」を選択します。
    「次へ」ボタンを押します。

    「リストされていないインタープリターを構成するにはここをクリックしてください。」の文字をクリックします。

    Pythonインタープリタの「新規」ボタンを押します。

    「参照」ボタンを押し、「C:\Python25\python.exe」を選択します。
    インタープリタ名とInterpreter Executableの欄が設定されます。
    「OK」ボタンを押します。

    「OK」ボタンを押します。

    「OK」ボタンを押します。

    プロジェクト名を入力します。(ここでは「helloworld」と入力しています)
    文法バージョンは「2.5」を選択します。
    インタープリターは先ほど登録した「C:\Python25\python.exe」を選択します。
    「次へ」ボタンを押します。

    「参照」ボタンを押し「C:\Program Files\Google\google_appengine」を選択します。
    Google App Engine Directoryに選択したパスが設定されます。
    「完了」ボタンを押します。

  4. デバッグの設定

    Eclipseでデバッグを行えるようにするための設定を行います。

    メニューから「実行」-「デバッグの構成」を選択します。

    メインタブの設定から行います。
    「参照」ボタンを押し、プロジェクトを選択します。

    メイン・モジュールには「C:\Program Files\Google\google_appengine\dev_appserver.py」を入力します。
    「参照」ボタンからでは選択できませんので、直接入力します。

    引数タブを選択します。
    プログラムの引数に「${project_loc}/src」と入力します。
    ※メールの送信を行うときは、引数に「${project_loc}/src –enable_sendmail」と入力します。

    インタープリタータブを選択します。
    インタープリターは「C:\Python25\python.exe」を選択します。

    「適用」ボタンを押します。

以上で設定完了です。

IDEでブレークポイントを設定して、デバッグすることができます。

コメント

  1. Pingback: IDE好きも大丈夫!Eclipse+PyDevでGoogle App Engine(前編) – aki note

  2. ここのおかげで PyDev のインストールに成功しました!
    (他サイトはみんなロケーションのURLがなくなっていた)
    ありがとうございました。

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