Delphiで変数の宣言を簡単に行う

Delphi(Pascal)では使用する変数は、var句で宣言する必要があります。

procedure TForm1.Button1Click(Sender: TObject);
var
  I: Integer; // <= 変数を宣言する必要がある
begin
  I := Func;

IDEが持つリファクタリングの機能を使うと変数の宣言を簡単に行うことができます。

変数を使用したコードを記述します。

function TForm1.Func: Integer;
begin
  Result := 1;
end;

procedure TForm1.Button1Click(Sender: TObject);
begin
  I := Func; // <= 変数Iの宣言が必要

カーソルを変数の位置に移動して、[Shift]+[Ctrl]+[V]キーまたはメニューから「リファクタリング」→「変数の宣言」を選択します。
(上のコードでは変数Iのところにカーソルを移動して、[Shift]+[Ctrl]+[V]キーを押します。)

「新規変数の宣言」ダイアログが表示されます。

新規変数の宣言ダイアログ

種類の欄には、ソースコードから変数の型が推論されて、適切な型が自動的に設定されます。
(上のコードでは関数FuncはInteger型を返すため、変数IはInteger型になっています。)

「OK」ボタンを押すと、var句に変数の宣言が追加されます。

procedure TForm1.Button1Click(Sender: TObject);
var
  I: Integer; // <= 追加された
begin
  I := Func;

Delphiで変数を宣言するときは、「[Shift]+[Ctrl]+[V]→[Enter]」と入力すると、クラス名などを入力する必要がありません。

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