Delphi XE5のFireDACでFirebirdのFirebird Embedded サーバーに接続する

Delphi XE5のFireDACでFirebirdのFirebird Embedded サーバーに接続する方法を確認しました。

設定方法

TFDConnectionコンポーネントを右クリックして、「接続エディタ」を選択します。

「定義」タブを選択して、次のパラメータの値を設定します。

  • ドライバID

    FB

  • Database

    データベースファイルのパス
    例「C:\test\TEST.FDB」

  • User_Name

    ユーザー名
    例「sysdba」

  • Password

    パスワード
    例「masterkey」

  • CharacterSet

    文字コード
    例「UNICODE_FSS」

接続エディタ

TFDPhysFBDriverLinkコンポーネントのVendorLibプロパティにfbembed.dllのパスを設定します。

TFDPhysFBDriverLinkコンポーネントのVendorLibプロパティ

とりあえず、これだけで接続できるようです。

コードで設定する場合は次のようにします。

FDConnection1.DriverName := 'FB';
FDConnection1.Params.Clear;
FDConnection1.Params.Values['Database'] := 'C:\test\TEST.FDB';
FDConnection1.Params.Values['User_Name'] := 'sysdba';
FDConnection1.Params.Values['Password'] := 'masterkey';
FDConnection1.Params.Values['CharacterSet'] := 'UNICODE_FSS';
FDConnection1.Params.Values['DriverID'] := 'FB';
FDConnection1.LoginPrompt := False;

FDPhysFBDriverLink1.DriverID := 'FB';
FDPhysFBDriverLink1.VendorLib := 'C:\driver\fbembed.dll';

サンプルプログラム

FirebirdのホームページからFirebird Embedded サーバーのファイルをダウンロードします。

Firebird Embedded サーバー

ダウンロードしたファイルを「C:\driver」に展開します。

メニューの「ファイル」→「新規作成」→「VCL フォーム アプリケーション」を選択します。

フォームに次のコンポーネントを配置します。

  • TFDConnection
  • TFDPhysFBDriverLink
  • TFDGUIxWaitCursor
  • TDataSource
  • TFDTable
  • TDBNavigator
  • TDBGrid

フォームデザイン

FDConnection1コンポーネントを右クリックして、「接続エディタ」を選択します。

「定義」タブを選択して、次のパラメータの値を設定します。

  • ドライバID

    「FB」

  • Database

    「C:\test\TEST.FDB」

  • User_Name

    「sysdba」

  • Password

    「masterkey」

  • CharacterSet

    「UNICODE_FSS」

接続エディタ

FDPhysFBDriverLink1コンポーネントのVendorLibプロパティに「C:\driver\fbembed.dll」を設定します。

TFDPhysFBDriverLinkコンポーネントのVendorLibプロパティ

DataSource1コンポーネントのDataSetプロパティに「FDTable1」を設定します。

FDTable1コンポーネントのConnectionプロパティに「FDConnection1」を設定します。

FDTable1コンポーネントのTableNamesプロパティにテーブル名を設定します。

DBGrid1コンポーネントのDataSourceプロパティに「DataSource1」を設定します。

DBNavigator1コンポーネントのDataSourceプロパティに「DataSource1」を設定します。

フォームデザイン

フォームのOnCreateイベントにデータベースに接続してテーブルを開くコードを記述します。

procedure TForm1.FormCreate(Sender: TObject);
begin
  FDConnection1.Connected := True;
  FDTable1.Active := True;
end;

アプリケーションを実行します。

実行画面

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