Windows 8の64bit版にFirebirdをインストールする

Windows 8 64bit版にFirebird 2.5.2 64bit版をインストールして、開発環境を整える手順をまとめました。

firebirdDOWNLOADSのページからインストーラをダウンロードします。
64bit版のWindows8を使っているので、64bit用のFirebirdをダウンロードしました。

ダウンロードしたインストーラを実行します。

Firebird-2.5.2.26539_0_x64.exe

インストール時の設定は次のようにしました。

インストールの設定

  • Run the Firebird server as

    開発時のみ起動するようにしたかったので「Run as an Application」にしました。

  • Start Firebird automatically every time you boot up

    こちらも開発時のみ起動するようにしたかったのでチェックを外しました。

  • Install Control Panel Applet

    不要なのでチェックを外しました。

  • Copy Firebird client library to directory

    チェックするとシステムディレクトリにクライアントライブラリをコピーします。

    すでに異なるバージョンのFirebirdがインストールされている場合はライブラリを上書きすることになるので、問題が発生するかもしれません。
    Firebirdがインストールされている場合はこのチェックを外して、システムディレクトリではなくアプリケーションのフォルダーにライブラリをコピーします。

    Firebirdはインストールされておらず複数バージョンをインストールする予定もないので、チェックしました。

  • Generate client library as GDS32.DLL for legacy app. support

    Delphiで作られている多くのアプリケーションでは、GDS32.DLLという名前でクライアントライブラリを使用します。
    チェックするとGDS32.DLLという名前でクライアントライブラリを作成します。

    もちろんチェックします。

インストールが完了したら、「Firebird Guardian」のリンクを修正します。
アイコンを右クリックしてファイルの場所を開きます。

Firebird Guardianファイルの場所を開く

「Firebird Guardian」のプロパティを開き、リンク先の末尾にある空白を削除します。
末尾に空白があると「Firebird Guardian」を起動できないようです。

Firebird Guardianのプロパティ

Firebird Guardianとisqlを起動します。

SQL> connect "C:\Program Files\Firebird\Firebird_2_5\examples\empbuild\employee.
fdb" user sysdba password masterkey;
Statement failed, SQLSTATE = 28000
cannot attach to password database

接続できませんでした。

Firebird Guardianを終了して、管理者として実行します。

SQL> connect "C:\Program Files\Firebird\Firebird_2_5\examples\empbuild\employee.fdb" user sysdba password masterkey;
Server version:
WI-V2.5.2.26539 Firebird 2.5
WI-V2.5.2.26539 Firebird 2.5/XNet (WIN8PRO)/P12
WI-V2.5.2.26539 Firebird 2.5/XNet (WIN8PRO)/P12
Database:  "C:\Program Files\Firebird\Firebird_2_5\examples\empbuild\employee.fdb", User: sysdbab", User: sysdba

今度は接続できました。

Firebird用の管理ツール「FlameRobin」をダウンロードして実行します。
やはり、Firebird Guardianを管理者権限で起動しないと接続できないようです。

IBConsole 日本語版+αをダウンロードします。
FlameRobinと同様、Firebird用の管理ツールです。日本語を安心して使用できます。

IBConsole 日本語版+αの64bit版を使う場合は、Firebirdをインストールしたフォルダーのbinフォルダーにある「fbclient.dll」をIBConsole 日本語版+αのフォルダーにコピーして、ファイル名を「ibclient64.dll」に変更します。

IBConsole 日本語版+αの32bit版を使う場合は、FirebirdをインストールしたフォルダーのWOW64フォルダーにある「fbclient.dll」をIBConsole 日本語版+αのフォルダーにコピーして、ファイル名を「gds32.dll」に変更します。

IBConsole 日本語版+αの64bit版・32bit版のどちらでも、64bit用Firebirdに接続できました。

以上で、Firebirdを使う準備ができました。

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