はじめてのPython ネットワークプログラミング

はじめてのPython ネットワークプログラミング』は、Python初心者を対象に、クライアント側のアプリケーションを作成しながら、ネットワークライブラリの使い方を学ぶ本です。

この本の良いところは、実際に使用できるアプリケーションを作成することです。
ライブラリの使い方を示すコードの断片を示すだけではなく、ちゃんと使用できるアプリケーションを作成します。
このことは、初心者が興味を持って学習していく上で、重要なことだと思います。

第1章Pythonのおさらいでは、Pythonの文法をコンパクトにまとめて解説しています。
前著『はじめてのPython』で学んだ読者が復習するのにちょうど良いでしょう。

第2章FTPとTelnetでは、FTPでファイルをアップロードし、Telnetでアップロードしたファイルを操作するソフトウェアを作成します。
いろいろな用途に使用できそうなプログラムなので、これを学んだ読者はいろいろとカスタマイズして楽しむのではないでしょうか。

第3章から第5章では、SQLiteとTkinterを使用したメール送信プログラムを作成します。
GUIアプリケーションは、目に見える形で使用できますから作るのも楽しいと思います。

第6章ではGoogle Newsをメールするスクリプト、第7章では簡易RSSリーダーを作成します。
いずれも興味を持って取り組める題材だと思います。

Amazonのレビューでは、勘違いをして購入した人による不当に低い評価がなされています。
この本が対象としている人にとっては、きっと役に立つ本です。

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