同書第1版からのマイナーバージョンアップかと思ったら大間違い。
第1版以降のノウハウを詰め込んだメジャーバージョンアップでした。
まず、大きく異なっていたのは、本番サーバーでの稼働方法。
第1版で推奨されていたFastCGIは、第2版では推奨されなくなりました。
RailsによってFastCGIに世間の目が集まるようになったあとも、本番レベルの品質の高いFastCGI環境はほとんど現れませんでした。
第2版では、FastCGIにかわる新しい方法を説明しています。
# 苦労してFastCGI環境で稼働させたのに…
第1版はRails 0.13をベースに書かれていました。
第2版では、Rails 1.2をベースに書かれています。
さらにRails 2.0についての記述もあります。
ActiveSupportの章が新しく追加されていますし、RESTについても多くのページが割かれています。
Capistranoの説明もあります。
2006年の後半にRailsに関する本がたくさん出版されました。
その時期の本はRails 1.1をベースに書かれています。
Rails 1.2以前の知識でストップしている人は、第2版からたくさんのことを学ぶことができると思います。
Ruby on Railsを使うなら、ぜひとも読んでおきたい本です。