人は「感情」から老化する―前頭葉の若さを保つ習慣術

人は「感情」から老化する―前頭葉の若さを保つ習慣術』を読みました。

脳は、感情を担当している前頭葉から老化していきます。
感情が老化すると、やる気や興味を失っていきます。
そうすると、出かけることが少なくなり体力が衰えます。
頭を使うことも減りますから、記憶力も衰えていきます。

では、どうすればいいのか?
寄り道をする、テレビにイチャモンをつけるなど、本書にその対策があります。

たとえば、川島隆太教授がすすめる音読や計算は効果的なのだそうです。
ニンテンドーDSの「脳を鍛える大人のDSトレーニング」も効果があります。
でも、その後の「行動」が重要。
前頭葉を刺激したら、行動に移さないと感情の老化予防には役に立ちません。
音楽が好きならコンサートに行くとか、時代劇が好きならその舞台を旅行するとか、行動が大切です。

内容とは関係ないけど、右脳について、

教育に関していうと、今、日本では「右脳教育」への関心が高い。
情報化社会になって、従来の左脳中心の教育では役に立たなくなってきたからだというのだが、私は疑問を持っている。

同意。
そういえば、川島隆太教授が『朝刊10分の音読で「脳力」が育つ―脳科学の最先端研究が明かす驚異の事実』の中で右脳の都市伝説の間違いを示していました。
ちゃんとした学者が一般の人に向けて、メッセージを伝えてくれるのは嬉しいことだと思います。

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